学生ローンは立場的には、貸金業者としは弱い立場にある。
資金面でもそうだし、大手と比べて規模的な信用力という面でも弱いと言える。
しかし、そこは顧客対象を学生にしぼる事で、競合を避けることによって大手と共存してきた。
ここまではトップページで既述の通りだが、このページでは別の側面から、現在の学生ローンの立ち位置を検証してみたい。
(1)世間の評価
学生ローンは世間的には、顧客対象である学生を除いて良いとは言えないのが現状だ。
やはり親からすれば、たとえ成人していようと、学生はまだ子供という意識が高いのだろう。
学生に対して親の同意なく、金銭消費貸借契約を締結する事に対して、不満の声が根強く残る。
学生ローンでは、本人の借金の事実を親が知った時、代払いで完済するケースは珍しくない。
自分の子供が親のしらないところで借金をしているという事実が、どうしても許せないのだろう。
この場合、今後二度と貸さないようにと要請する場合がほとんどである。
学生ローンもこうした親の心情も理解しているので、社内において今後貸し出さないよう、利用限度枠をゼロにするなどして対応している。
信用情報上には一切影響がない、「社内ブラック」扱いだ。
「社内ブラック」と聞くと聞こえは悪いが、その会社でしか効力のないものなので、全く気に留める必要のないものであると考えてもらって構わない。
(2)消費者センター等の評価
最近ではあまり聞かなくなったが、以前では消費者センター等の学生ローンに対する偏見は酷かった。
例えば、「マルチ商法等の悪質業者に騙された」等の被害はいつの時代もある事だ。
消費者センターでは何の根拠もなく、「学生ローンと悪質業者が裏で繋がっていることがある」などととんでもない事を相談者に告げるという考えられない事態が以前ではみられた。
もちろん、裏で繋がっているなど毛頭ありえないのだが、当時は平然とこのような暴挙が行われていたのである。
相談者からすれば、公的機関からこのような事を言われれば、誰だって信じてしまうだろう。
当然、債務者は学生ローンからの催促には、一切耳を貸さなくなってしまい、ある種の「冤罪」を生み出してしまったのだ。
最近では業者からの相次ぐ指摘により、ほとんどこのような偏見は見られなくなった。
(3)弁護士・司法書士の評価
弁護士や司法書士らの評価は、以前よりも悪化しているように思える。
これは紛れもなく過払い金返還請求に起因するものだろう。
弁護士らは1円でも多く過払いを取り戻したいと考えるが、学生ローンや消費者金融は当然その逆を考える。
そのため、時として対立する事がよくあり、お互いに心象はあまりよくない関係なのである。
特に消費者金融の弁護士に対する感情は、決して良いものではないはずだ。
彼ら(弁護士や司法書士)の中には、脱税もしばし新聞の記事などで取り上げられている者も多く存在する。
過払い金返還請求で巨額の利益を得ておいて、一方では脱税だ。
もちろん、良識を持った弁護士や司法書士がほとんどなのだろうが、一部の金の亡者と化した悪徳弁護士等のせいで、法曹界全体のモラル低下が指摘されているところである。
(4)学生からの評価
学生ローンの評判を探る上では、実はここが一番重要だ。
実際に学生ローンと取引のある当事者だからである。
他は直接学生ローンとの取引を持たない、思い込みだけで学生ローンを評価しているだけなので、全く参考にならないのである。
では、肝心の学生からの評価が気になるところだが、実は学生からの評判は至って良い事が覗える。
その根拠は、学生ローンの主な集客源は、インターネットと並んで紹介客が非常に多い。
この2つで広告媒体の8割は占めるだろう。
インターネットと紹介の割合は、ほぼ互角である。
すなわち、全顧客の4割は紹介と言っても過言ではない状況だ。
これだけ多くの現利用者が自分の友人を紹介するのである。
少なくとも信頼がなければ紹介はしないだろう。
紹介をするという事は、自分が利用していて特に不満はないという事である。
もし不満があれば紹介はしないだろう。
また、2chなどの掲示板(あまりアテにはならないが)などを見ていても、特に学生ローンに対して不満の書き込みが多いという印象はない。
どちらかというと、「いくらまで借りれるのか?」とか、「親バレはしないのか?」などの質問する形が多い。
直接学生ローンに電話して聞けば良いと思うのだが、掲示板等の方が聞きやすいという事だろうか?
ここで評価したいのは、2ch等は普通は不満や悪口の書き込みで埋め尽くされるものだが、学生ローンの場合それほどネガティブな書き込みがないところだ。
ネガティブとうこうがないということは、おとんどの人は学生ローンに対して悪い印象を持っていないという事である。
いここまで、各方面での立場上の評価を精査してみた。
いかに直接学生ローンとかかわりのない人間が中身を知らずに批評し、学生ローンと直接取引のある学生からの批判がないかがおわかり頂けただろう。
相手を批判する場合は、よく相手の中身を調べてからにするべきで、何の根拠もなく憶測や思い込みだけで批判するのはよくない。
まずは冷静になり、よく考えてから行動を取るようにしよう。